VOL.9 高井 俊 (新潟アルビレックスBC) 投手#23 - BCリーグ  

VOL.9 高井 俊 (新潟アルビレックスBC) 投手#23

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チームの本拠地・長岡市に隣接した、新潟県見附市の出身。
「将来はプロ」を夢見て、宮城の名門、東北高校に進んだ。
が、高校最後の夏は4回戦で敗退。
複数の大学から誘いを受けたが、選んだのは「新潟に戻って調理師になる」道だった。

「自分のレベルではついていけないと思った。それに、母親の料理を手伝うのが好きだったから」

長岡市の調理専門学校に通いながら、軟式クラブチームに参加した。

 

|調理師専門学校からの挑戦

チームは高井の活躍もあり、国体予選を勝ち進む。
しかし、ブロック大会で北陸の強豪に敗れ、本大会への出場はならなかった。

「そのチームに、中学・高校時代のライバルがいたんです」

国体への出場がならなかったことで、生来の負けず嫌いが頭をもたげた。

—まだやれる。本気でNPBを目指したい。

2014年11月、群馬で行われたルートインBCリーグのトライアウトに参加。
奇しくも、ブルペンでは新潟産大付属の注目選手・前川哲と同じ組になった。

前川が141キロをマークすると、負けじと高井も141キロの速球を投げ込む。

「この組はすごい!」

なみいる審査員をうならせた二人は、ともに新潟から指名される。

 

|NPBを目指してトルネードに

高校時代から下半身の弱さを指摘されていたこともあり、新潟に入団後は徹底的に下半身の強化に取り組んだ。
さらに最大の武器であるストレートの威力を増すため、トルネード投法にモデルチェンジ。

今シーズンの中盤、その成果が表れだす。
7月に行われた楽天戦では自己最速の152キロを計測し、スカウトを驚かせた。
さらに9月、地元・見附の「凱旋登板」でも150キロを連発してみせる。
体軸が安定する事でリリースポイントが一定になり、課題であったコントロールも改善された。
150キロ台のストレートを軸に、カウントが取れるカーブ。さらにはフォークもコントロールできるようになった。

赤堀元之監督は、高井のもう一つの強みは「闘争心」だと指摘する。

「ストイックで負けず嫌いの性格は、あきらかにプロ向き」

 

|父と二人三脚で追う夢

独立リーガーとしてNPBを目指す道を、一番応援してくれたのは地元でアマチュア審判を務める父だ。
ほとんどの試合に足を運び、ビデオに収めてくれた。さらに帰宅後、ビデオをじっくり見ながらミーティング。細かい修正点までアドバイスをもらった。

NPBを夢見て、一度は離れたふるさと。
地元に帰ってその夢を再び追えたのは、独立リーグがあったからこそだ。負けず嫌いのトルネードは、父と二人三脚でNPBを目指す。

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■プロフィール
高井 俊(たかい すぐる) 投手 右投・右打
生年月日:1995年8月22日 21歳(2016年10月20日NPBドラフト会議日年齢)
出身地:新潟県
野球歴:東北高−悠久山栄養調理専門学校‐新潟アルビレックスBC(2015〜)

■ルートインBCリーグ成績

チーム 背番号 防御率 試合 S 完投 投球回数 球数 被安打 被本打 奪三振 与四球 与死球 失点 自責
2015 新潟 23 4.35 19 1 1 0 0 20 2/3 342 19 3 20 11 0 11 10
2016 新潟 23 5.11 34 0 3 6 0 37 693 38 3 37 16 3 24 21

■リーグ戦績
http://www.bc-l.jp/playerstats/2016-allpitcher(BCリーグ投手戦績ページ)

■球団サイト
http://www.niigata-albirex-bc.jp/team.php/profile/member/105/(球団プロフィール)

 

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